ジェルネイルをセルフでやっていると、色々な悩みがでてきますね。
「いくら待ってもジェルネイルが乾かない!」
「ライトを当ててもベタベタしてる!」
「ジェルが固まらない!」
ジェルネイルの工程「硬化」について分かりやすく説明していきます。
ジェルネイルの基本的なことになりますので、セルフでジェルネイルをするなら要チェックです。
タップできるもくじ
ジェルネイルが乾かない?ジェルネイルの基本
正しい表現を使うと、ジェルは「乾かす」のではなく「固める」ものです。
マニキュアの場合は、塗ってから放置していれば乾きます。
でもジェルの場合は、UVライトまたはLEDライトに当ててジェルを固める必要があります。
つまり、ジェルを塗ったあとそのまま放置しているだけでは、ジェルが固まることはありません。
「ジェルを塗る + ライトに当てる」は1セットです。
また、ライトに当ててジェルを固めることを「硬化」と言いますので覚えておきましょう。
ベタベタの正体、未硬化ジェルとは?
多くのジェルは、未硬化ジェルが存在します。
未硬化ジェルとは、ライトを当てて硬化したあとも固まらず、表面に残るジェルのことです。
ベタベタするからと言って、未硬化ジェルが悪者というわけではありません。
未硬化ジェルは、次に塗るジェルを密着させるために必要なものです。
ベースジェル、カラージェルを硬化したあとの未硬化ジェルは拭き取らず、そのまま次のジェルを塗りましょう。
最後のトップジェルを塗り硬化したあとだけ、未硬化ジェルを拭き取ります。
ライトの代わりになるもの
ジェルネイルのライトがない場合に、代わりになるのは太陽です。
ジェルには、UVライトで固まるものと、LEDライトで固まるもの、両方で固まるものがあります。
UVライトで固まるジェルであれば、太陽の光、UV(紫外線)で固まります。
太陽の紫外線で固めるには、天気がいい日で、時間もたっぷりある必要があります。
UVライトであれば1分ほどで硬化できるところを、太陽の紫外線だとジェルによって3分から10分ほどかかります。
ライトよりも時間がかかるため、固まるのを待っている間にホコリが付着してしまう可能性もあります。
また、LEDライトで固まるジェルの場合は、太陽の紫外線では硬化しにくいです。(ジェルの種類にもよりますが)
これからセルフネイルを始めようとしているなら、ライトは用意した方がいいでしょう。
ジェルネイルが乾かない:原因と対策
本来、「ジェルネイルが乾かない」と言うよりは「ジェルネイルが硬化しない」と言う方が適切です。
ジェルネイルの表面がベタベタしている
ライトを当てても柔らかいままで固まらない
などの、ジェルを硬化する際の問題について、原因や対策を説明していきます。
未硬化ジェルを拭き取っていない
先ほどお伝えしたとおり、ほとんどのジェルは未硬化ジェルがあります。
未硬化ジェルの影響で表面がベタベタしてますので、拭き取りが必要です。
未硬化ジェルを拭き取る際には、コットンにたっぷりとリムーバーをしみ込ませて拭き取ります。
拭き取るのに一度使った面は再度使用せず、違う面または新しいコットンを使ってください。
最近は、未硬化ジェルがない、拭き取り不要のジェルも販売されています。
その場合は、硬化したあとに拭き取る必要がないですし、時短になりますね。
未硬化ジェルが発生するジェルを使っている場合は、最後の拭き取りを必ず行いましょう。
この、DAISOのワンプッシュディスペンサーボトルに、拭き取るためのクレンザーを入れて使ってます。
頭の部分にコットンを乗せてプッシュすると、クレンザーがコットンに染みこみます。
クレンザーボトルの蓋を開けたり閉めたりする手間がないので、気に入ってます。
ジェルとライトが合っていない
ジェルによってUVライトで固まるものと、LEDライトで固まるものがあります。
例えば、LEDライトで固まるジェルに対してUVライトを当てても、ジェルが硬化しません。
ジェルの説明書やメーカーサイトに、UVライトまたはLEDライトどちらを使うべきなのか、必ず書いてあります。
確認したうえで、ジェルにあったライトを使用しましょう。
ライトを当てる時間が短い
ライトを当てる時間が短いと、硬化が足りずプニプニの状態になることがあります。
顔料(色の元)が多く含まれている黒や白などは、硬化しにくい傾向にあります。
硬化したあと、軽ーく触ってみて、プニっとするようであれば、追加で硬化しましょう。
ジェルによって、硬化推奨時間が明記されているのがほとんどですが、硬化が足りない場合は追加でライトに当ててください。
硬化しすぎるということはないので、長めにライトに当てても問題ありません。
ライトを当てる角度が悪い
手をライトに入れる角度によってライトがあまり当たらず、硬化できない場合があります。
特に親指。他の指と一緒に、5本全部一緒に硬化しようとすると、どうしても親指が横向きになってしまい、ライトがちゃんとあたりません。
爪がまっすぐライトの方を向くように意識して、硬化してください。
かくはんをしていない
ジェルの種類やカラーによっては、ジェルのケースの中で顔料が沈んで、成分が分離している場合があります。
成分が分離したジェルをそのまま使うと、色むらができてしまいますし、硬化する成分が足りず、硬化しない場合があります。
このため、軽くかくはん(混ぜること)してから塗り始めてください。
ジェルをかくはんをする時には、ぐちゃぐちゃっと勢いよく混ぜないようにしましょう。
気泡ができてしまいます。
その気泡も一緒に塗ることになりますので、ネイルの仕上がりがきれいになりません。
ジェルをかくはんする時は、下からすくいあげるように優しく混ぜましょう。
こんな感じで、ジェルによっては顔料が沈んでるのがわかりやすいのもありますが、パッと見て沈んでいるか判断できないジェルもあります。
基本的に、どんなジェルもかくはんしてから使用しましょう。
ジェルの量が多い
ジェルの量が多すぎると中身が固まらない場合があります。
いくらライトを当てても、ジェルを触ると中身がぷにっとする場合は、ライトの光が中まで届いていない可能性があります。
いったんジェルをオフしてから、薄めに塗って再度硬化してください。
ライトの劣化
最近のライトは高性能なのですぐに劣化するというのはないかもしれませんが、
長く使っていくとどうしても劣化しまいます。
以前に比べて、硬化しない、硬化に時間がかかる、明るさが暗くなった、と感じたら劣化の可能性があります。
ライトを交換することを検討しましょう。
まとめ
ジェルネイルの特徴を把握したうえで正しく硬化して、きれいなネイルを自分でできるようになりましょう!
・ジェルに合ったライトを使う
・ライトを当てる時間を調整する
・ライトを当てる角度を調整する
・ジェルをかくはんしてから使う
・ジェルの量が多い場合は減らす
・ライトが劣化したら交換する
↓セルフネイル上達のために、こちらの記事も参考にしてください。
Thank you for reading! by さっつん